こんにちは、映画「クロエ」について、作品の魅力をご紹介します。
母として、妻として、そして成功した産婦人科医として活躍するキャサリン。
若く美しく、ミステリアスな雰囲気をたたえた娼婦のクロエ。普通なら出会うことさえなかったはずの二人が、ある出来事をきっかけに接点を持ったことから引き起こされる、悲しく切ない事件を描いた作品です。
この映画の一番の見どころは、主演女優たちの美しさ。
キャサリンを演じるジュリアン・ムーアとクロエを演じるアマンダ・セイフライドは、どちらも個性的な顔立ちなので好みがわかれるところですが、この映画では彼女たちの魅力が存分に生かされています。
理知的で成熟した魅力を放つキャサリンに対し、未熟で不安定で、不思議な妖艶さを持つクロエ。彼女たちの静かながらも熱い演技に魅入ってしまう作品です。
サスペンス映画ともいえるけど、恋愛映画ともいえそうな、深みを感じる作品
誰が見ても成功者であるはずのキャサリンは、年を重ねるにつれて女性としての自分の価値に自信を失い、夫の愛を試すためにクロエを雇います。「私の夫を誘惑して・・・」
どんな相手にも愛すべき点を見いだし、慈しむ心を持ったクロエは、そんなキャサリンに惹かれていきます。そんな二人の危うい関係を描いたサスペンス映画ともいえるけど、実は彼女たちの切ない恋慕の情を描いた恋愛映画ともいえそうな、深みを感じる作品でした。