監督ガイ・リッチーがあの伝説を軽快にまとめ上げた映画「キング・アーサー」

こんにちは、エンタメ発掘隊のマリです。
今回は、鬼才ガイ・リッチーが監督を務めた映画「キング・アーサー」のご紹介です。

今更「アーサー王伝説」と思われた方も、「シャーロック・ホームズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督がメガホンをとるとなると、思わず身を乗り出してしまうような映画に仕上がっているに違いないと思うはずです。映画「キング・アーサー」には、映像や演出にもあっと息を呑むような仕掛けが満載されています!

「スラムのガキから王になれ!」というキャッチコピーも斬新!

日本人には知らない人も多いとは思いますが、「アーサー王伝説」は、過去にも映画化されており、伝説のカリスマヒーロー、キング・アーサーを、「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナムが演じています。

この映画、トレーラーを見てもおわかりのように、迫力ある3D映像独自の解釈による物語の進行!斬新なキャッチコピーにより、タフで仲間思いのたくましい国王の子が、底辺から再び王にのし上がるストーリーです。

胸がすくようなストーリー展開と、少しずつ魔法の聖剣エクスカリバーを使いこなすべく修行や心の葛藤を通じて、英国王の血を引くアーサー王の成長とスタイリッシュなソードアクションにゾクゾクすること間違いなし!です。

チャーリー・ハナムとジュード・ロウの対決!

アーサー王の両親を殺害したのは、ヴォーティガン(ジュード・ロウ)です。代わりに王に成り代わり、暴君として絶大な権力を持っています。大切な人の命を代償とし、少しずつ魔術の力を手に入れていきます。

アーサーは、スラム街で育てられた普通の少年でしたが、次第に自分の力に気づき、運命を受け入れようとします。ところが、強いアーサーはすぐには登場しません。仲間の存在や魔術師のメイジ(アストリッド・ベルジェ=フリスベ)の力を借りながら、聖剣エクスカリバーを使えるようになっていきます。

最後はジュード・ロウとの対決ですが、あっと驚くような展開が待っています。ラストシーンのガチのソードアクションは、劇的な最後を迎えます!

とにかく、スローモーションにも緩急がつけられ、観るものを飽きさせず、次々と過去や秘密が明らかになっていきますので、瞬きができないくらいの展開の速さに圧倒され、ついていくのがやっとといった印象です!

アーサー王伝説を新たな視点から読み解く!

ソードアクションは、とてもかっこいいシーンですが、ストーリーの半ばまでは、戦闘シーンも抑え気味です。圧倒的な強さの聖剣エクスカリバーのその威力の見せ方にも注目です。ダイナミックで一瞬の出来事を見事に描いています!

クドクドと説明しない、能書きは無用と言わんばかりのストーリーの進行は、ガイ・リッチー独特の手法です。細かい説明が一切ないだけに、事前に「アーサー王伝説」を調べておくと、それぞれのシーンがよくわかります。

5〜6世紀に実在したとされる英国のアーサー王の英雄伝。どこまでが本当で、とこまでが作り話なのか?そうした細かいことを気にする必要なく、少しずつ強さを発揮する聖剣エクスカリバーとアーサーの痛快なソードアクション、壮大なビジュアル!独創的な世界観など、ガイ・リッチーの現代風の解釈がとても面白くてワクワクする作品です!

映画「キング・アーサー」公式サイト

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