小説 【短編オリジナル小説】爽やかな朝だから君の牛丼が食べたい 2017.06.23 克眞吉岡 朝。寝ぼけ眼で食卓に来るとコーヒーカップが置かれている。 ああ、タイミングよく妻が出してくれていたのかと思いつつ、一口啜る。 妻が台所から顔を出したので「おはよう」と声をかけるが彼女の顔は曇る。その視線の先には僕が持って…