今回は、演劇・芝居をやってみたいと考えている方に、どうすればそういった仕事に付けるのか解説します。

演劇をやってみたい…まずは養成所・劇団探しから!
素晴らしい演劇の舞台を見て、感動して、
「自分も、あんな風に舞台で演じる人になりたい!」
と思ったあなた。
でも、そのためには具体的に何をしたら良いのでしょうか。
「演劇の基本はどこで教えてもらえるのか?」
「費用はどのくらいかかるのか?」
「舞台に立てるようになるまでに、どのくらいの期間、練習を積めばいいのか?」
など、分からないことばかりでしょう。
特に気になるのは
「演劇を始めるための劇団は沢山あるけれど、どこを選んだら良いのか?」
ということなのではないでしょうか?
劇団の種類とメリット・デメリット
一口に「劇団」と言っても、いくつかの形態があります。
主なものは、
1.プロダクションや、大規模な劇団が主体となっている「養成所」
2.主に小劇場中心に活動する、単立の「小劇団」
などです。
1の代表的なものとしては、「劇団四季」や「ぐるーぷ・いんぱくと」などが挙げられます。
このタイプの劇団は、最初は「研究生」として入所し、レッスンや公演などの経験を積みながら、準団員→正団員と昇格していくことになります。
「劇団四季」などの大手では、入所時にオーディションに合格することが条件の場合もあります。
その間はレッスンの合間にアルバイトをしながらの生活となり、最初の頃は舞台出演のチャンスにもなかなか恵まれない場合もあり、「下積み時代」を余儀なくされることになります。
その代わり、確かな実力を身に付けてからステップアップしていくことができるため、その経験と実力を活かし、退団後も長くフリーとして活動していく方も多いです。
一方2の小劇団の場合は、規模が小さいこともあり、比較的早くに舞台出演の機会に恵まれるというメリットがあります。
ただし、公演のチケットノルマの負担が大きい傾向があり、お客さんをいかに呼べるかがポイントとなります。
また、しっかりした実力や経験を身に付けきれないまま舞台に上がらざるを得ないケースも見られます。
小劇団の場合は、代表や先輩役者の「新人を指導する能力」が、より問われることになります。
資料請求・見学と、体験レッスンに参加しよう!
どちらのタイプの劇団が良いかは、人によって合う・合わないもありますし、一概には言えません。
そこで、まずはいくつかの劇団に問い合わせ、資料請求や見学の申し込みをしてみましょう。
そして可能であれば、体験レッスンに参加することをお勧めします。
その劇団の方針や雰囲気などをレッスンの中で体験した上で、代表者や所属している団員などと話をしてみるのも良いでしょう。
ポイントは、複数の劇団に足を運ぶことです。
その中から、一番自分に合った劇団が見付かると良いですね。