映画「メッセージ」宇宙人との遭遇ストーリーも思わぬ展開に!「ばかうけ」が思わず食べたくなった人もいる?

アカデミー賞も受賞した傑作!映画「メッセージ」。日本でも話題になっています。まだ劇場でやっているところもあり、注目の作品です。

意味深なタイトルの話題作!

邦題は「メッセージ」ですが、原題は「Arrival」です。本来の意味は、到着、届いたという意味ですが、日本人向けにわかりやすく「メッセージ」としたのでしょうか?それよりも、ポスターの文字では「セ」の字体だけがなぜか違うと話題になりました。ここにも何かメッセージがあるのでしょうか。

基になるSF小説もあり、ネビュラ賞を受賞したテッドチャンの「あなたの人生の物語」を映画化したものです。全体を通して、不思議な映像とそれにぴったりの音楽で、観ているものを次第に引き込んでいきます。

突如、地上に現れた謎の巨大な物体。その物体の中で、言語学者のルイーズ(エイミーアダムス)、物理学者のイアン(ジェレミーレナー)を中心とした地球の代表となる人々が、不思議な生命体と接し、メッセージを取り交わすうちに、全てが繋がっていく不思議なストーリーです。
監督は、ドゥニ・ヴィルヌーヴです。ブレードランナーの続編も気になるところです。

入り乱れる時間、交錯する時間!

キーとなる人物は、主役のルイーズです。言語学者ですが、劇中でフラッシュバックのように、時間と映像が入り乱れます。それが現在なのか、過去なのか、未来なのか、途中までは全くわかりません。まるで夢を見ているかのようですが、すぐに現実に戻ります。
不思議な巨大な物体、その中に入っていくシーンは、ゆったりと時間をかけています。焦らしの時間がたっぷりあります。その中であっと驚くような出来事が発生します!

映像はシンプルでありながらも、奥ゆかしく、その映像をより惹き立てるような重厚感のある音楽が、ゾッと鳥肌が立ちそうなくらいです。
鍵となるのは、主人公ルイーズの夢の記憶?です。不思議なタコのような宇宙人との対話の中で次第にあることがわかっていきます。宇宙人は、ヘプタポッドと名付けられ、アボットやコステロといった親しみのある名前がつけられました。

日本では「ばかうけ」まではいかなかった?

黒い巨大な物体は、日本では「ばかうけ」と称され、大変な話題になりました。映画では「ばかうけ」というかわいらしさは全くありません。世界中にランダムに12個現れた巨大な黒い物体。これが全て繋がっていることがわかります。

世界各国の政治家が同様に宇宙人ヘプタポッドとコミュニケーションを取ろうとして四苦八苦します。文明の全く違う宇宙人とのコミュニケーションは全くうまくいきません。戦争の一歩手前まで進みます。

次第に謎が明らかになる壮大で面白いストーリー!

ルイーズの夢に出てくる娘にはある名前がつけられています。しかし、ルイーズの娘は、冒頭では亡くなっているシーンが登場しています。ここで頭が混乱してきます。これは、過去なのか、未来なのか、現在なのか。
ところが、ある時点でルイーズの頭の中で閃きが起こり、全ての謎が解き明かされます。この作品は、観てからのお楽しみです。もちろん、観た後も、時間の繋がりがどうなっているのか確認してみると大変面白い映画だと思います。
全体を通して観ると、壮大で面白いストーリー展開でおすすめの映画です!

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