【役者・劇団員お役立ち】付き合いも大事だけど、飲み会はどこまで参加すべき?稽古帰りの飲み会のメリットとデメリット

こんにちは、元劇団員のノナです。
今回は、避けては通れない”人付き合い”についてです。

稽古の度に、毎回飲み会になってない?

芝居の稽古帰りに、団員や公演の出演者と一緒に飲み会!役者の間では、割とよくある光景です。

みんなで楽しく談笑しながら飲む1杯で、稽古の疲れも吹き飛ぶことでしょう。しかし劇団によっては「稽古の度に、何となく毎回飲み会」になっていませんか?

稽古後の飲み会の目的は?と聞かれると、ほとんどの役者は「団員同士の親睦を深めるため」と答えるでしょう。また、役者の道を極めるために、一切飲み会に参加しないという方もいますが、飲みニケーションと呼ばれるくらいで、全く参加しないというのも考えものです。

しかしあまり飲み会が頻繁になると、当然個人個人の費用の負担もかさみます。遠方から稽古に通っている団員にとっては、毎回終電の時間も気になりますよね。

目的のある飲み会と、ただ飲んで騒ぐだけの飲み会

新入団員がいる場合などは、稽古後の楽しい飲み会が有益な場合があります。

どんな環境でもそうですが、入ったばかりの新人は、
「この劇団で自分はこれからやっていけるかな?」
「先輩方のように素晴らしい役者に早くなりたいけど、練習についていけるかな?」

と、慣れない環境で緊張しています。

そのような新人がいる場合、先輩達が稽古後に積極的に飲み会や食事に誘ってあげることで、緊張をほぐしてあげられるでしょう。

また、所属劇団以外の団体の公演などに客演する時は、その団体の飲み会に参加してメンバー達との親睦をはかることは非常に有益ですし、そこから次の仕事に繋がることさえあります。中には、客演先のベテラン役者と飲みの席で仲良くなり、大きな舞台への出演のチャンスを頂いた、なんて話もありました。

そういった飲みの席は、役者としての出世のチャンスにも繋がりますので、”新しい人”がいる会の場合は積極的に参加すると良いでしょう。

しかし、毎回同じメンバーの「何となく稽古後は毎回飲み会になっている」という場合は「その飲み会に、意味はあるのか?」ということを少し考えた方が良いのではないでしょう。

まとめ

  • 稽古後の飲み会は、新入団員を歓迎するためや、団員同士の親睦を深めるために有益というメリットがある。
  • 一方で、稽古の度に飲み会では費用がかさむし、毎回同じメンバーの目的のない飲み会は「楽しむ」以外に意味がない。
  • 新しいメンバーと交わる機会がある、人の輪が広がる会は、積極的に参加しよう。

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