小説 【短編オリジナル小説】きょうの二階堂さん、きのうのタカナシくん vol.12 2017.06.07 克眞吉岡 「甘いもの好きなんだね」とショーケースに並んでいるクレープを見ている私に タカナシくんは言った。 前回はこちら 私の体の35%は甘いもので出来ていると言っても過言ではない。 「タカナシくんはどれが食べたい?」 「僕?」 …