小説 【短編オリジナル小説】きょうの二階堂さん、きのうのタカナシくん vol.1 2017.05.01 克眞吉岡 電車に乗ると所謂狛犬ポジションと呼ばれているドアすぐ横の場所に二階堂さんは立っていた。 二階堂さんは決してあだ名でもなく、名前でもなく皆から「二階堂さん」と呼ばれていた。そう呼ばなくてはいけないオーラを彼女はフルに発散し…