春に思い出す、夏の君はもう遠く

まずはじめに~新型コロナウイルス対策について~

現在新型コロナウイルスが話にのぼらない日がないほどに身近になっている状況が長い間続いております。各業界、各劇場、各団体がガイドラインを作成し、模索しながら、修正を加えながら、安全な環境でご観劇頂けるように準備を進めております。それでもお迎えする側である劇場、劇団だけの対策では到底十分とは言えないのが歯がゆいところです。

日々お一人お一人が生活、行動において注意されているかと存じますが、「感染は目、鼻、口より起きること」「正しい手洗い、正しいマスクの着用(鼻も顎も覆う)、会食は控える、何かに触ったら顔に触れない」という基本的なことを押さえ、お客様である皆様に対策を行って頂く必要もございます。お願いごとが多くなり大変恐縮なのですが。

劇団としての対策は随時、劇団公式Twitterでご案内をさせていただいております(今後も小さなことでもアップデートを重ねて参ります)ので、劇団Twitterアカウントをフォロー頂きながらチェック頂けますと幸いです。

なお、東京圏外、遠方にお住まいの方、東京への移動が勤務先から許可が出ない方、劇場での観劇に少しでも不安がある方にも舞台を届けたいと考えております。公演期間からしばしお時間を頂きますが、ご自宅でご観劇いただけるように物販としてDVD製作を準備しております。こちらの情報もTwitterで行われる予定ですのでチェック頂き、応援、ご支援のほど、何卒宜しくお願い致します。(劇団主宰 吉岡)

フライヤーデザイン

いつ、どこでやるの?

■タイトル:「春に思い出す、夏の君はもう遠く」(劇団皇帝ケチャップ第10回本公演)
■劇場:シアターKASSAI
■劇場住所:170-0013 東京都豊島区東池袋1-45-2
■公演日程:2020年9月9日(水)~9月13日(日)
■タイムスケジュール
9月9日(水)19時00分【春】
9月10日(木)19時00分【夏】
9月11日(金)14時00分【春】/19時00分【夏】
9月12日(土)14時00分【夏】/19時00分【春】
9月13日(日)12時00分【春】/16時30分【夏】
※上記、開演時間(定刻開演致しますので、お早めに劇場へお越し下さいませ)
※上演時間:正確な上演時間は劇団Twitter等でご案内致します
※受付時間は開演45分前、開場時間は開演30分前
※開演直前は受付が込み合いますので、開演の15分前までにご来場をお願い致します。
※事前振込←9月7日(月)まで(それ以降は当日精算となります)
※終演後は面会・お見送りはございません。
※差し入れやプレゼント等は受付でお預かり致します。但し食べ物は管理しかねるのでお断りさせて頂きます。

※未就学児の入場はご遠慮ください。

スタンド・アレンジ花に関しまして

コロナ対策によりお客様に並んで頂く場所としてスペースを確保させていただきたく、今回の公演では全てお断りさせて頂きます。誤ってお送り頂いた場合は返却させて頂きますのでご了承くださいませ。

いくらなの、どこでチケットは買えるの?

■チケット代:
S席 6,500円
A席 5,000円
※S席のみ特典付き
※S席とA席では列の指定はございますが、そのエリア内であればどの席にお座り頂いても構いません。
※当日券は、前売料金+300円となります。
※複数回ご予約されるお客様は、入金額をおまとめ頂いても問題ございません。
※事前振込←9月7日(月)まで。それ以降は当日精算となりますが可能な限り事前振込にご協力くださいませ。
※振込先などの詳細はメールにてご案内させていただきます。なおキャンセルによるご返金は承れません。
※振込手数料はお客様負担となりますことご了承くださいませ。
※チケットの郵送はございません。
※車椅子でご来場されるお客様は、ご予約前に劇団までメールにてお問い合わせくださいませ。

一般発売 2020年7月1日(水)12時00分~
予約サイト:カルテットオンライン

■チケットのご予約
チケットのご予約に関しまして、各出演者ごとにお取り扱いページを作成しております。応援している出演者がいらっしゃいましたら下記個別URLより手続きくださいますようお願い致します。いらっしゃらない場合は一般予約フォームからお手続きをお願い致します。

※なお事前精算が原則としております。カルテットオンラインでお手続き後にお送りするメールに沿って、ご入金をお願い致します。お振込完了をもってお席をご用意させて頂きます。メールが届かないなどございましたら劇団メールアドレスまでお問い合わせくださいませ。

※また予約サイトに繋がらない(通常遅くとも24時間程度で復旧しているようです)などございましたら、劇団メールアドレスまで「お名前、ふりがな、チケット枚数、ご観劇の日時、チケット種類(席種)、チケット取り扱い(出演者名、関係者名、特になしなど)」を記載頂いたメールをお送り下さい。ご予約の対応をさせて頂きます。

■チケット、公演に関するお問い合わせ先(劇団メールアドレス)
gkkp.main@gmail.com

どんな話なの? 誰が出ているの?

子役として活躍していたユカリ(当時17歳)に手を出したとされるカメラマン、高山光晴。あれから12年。

光晴はユカリと同じ事務所に所属していた美佳子を妻とし、今は探偵事務所お抱えのカメラマンとなっていた。ユカリは芸名を本名の今津由香里に改め、大河ドラマへの出演を決めるなどようやくスキャンダルからの回復を果たすに至るも過去が消えることはない。

自分の愛情にしがみつき、自分の愛情を嘲り、心の何処かで別れの時を察しながらも誤魔化し生きる一組の夫婦に決断の時が訪れようとしていた。

■出演者

【team春】
新野寿光
楠世蓮
櫻井紗季
香月ハル
高橋希来
鈴木ゆうは
吉田ななほ
真白ゆうみ
児玉康希
須山朱里
布袋田雅代
佐分利眞由奈
山岸綾佑

【team夏】
大川慶吾
楠世蓮
櫻井紗季
香月ハル
高橋希来
高崎かなみ
つじかりん
若松愛里
細田こはる
國井紫苑
小野寺佳七子
石井玲歌
山岸綾佑

■スタッフ
作・演出:吉岡克眞
舞台監督:北島康伸
音響:田中慎也
照明:龍野禎和・山家利紗(ライトショップネオ)
音楽:田中潤也(株式会社Wee’s)
制作・キャスティング:丸山湖子
演出助手:新野寿光
宣伝美術:上代暁
映像撮影:WHITEHOLE株式会社

最後に劇場にたどり着くには(地図情報)

〈所在地〉
170-0013 東京都豊島区東池袋1-45-2

〈電車でお越しの方〉
1.JR池袋駅の東口を出ます。
2.PARCOを背にして目の前の通り(明治通り)を左方向に5分程進みます。
3.ビックカメラ本店→サンマルクカフェ→文具店→うどん・そば屋→イケベ→ファミリーマートの前を通ります。
4.中華料理の「福しん」のある角を左に曲がります。(左に交番がある交差点まで来たら行きすぎです)
5.二つ目の十字路を更に左に曲がると、すぐ右手の2軒目のビルが劇場になります。
※土日祝日は混雑が予想され、劇場までの所要時間10分程度ですが、更にかかりますのでご注意下さいませ※

〈お車でお越しの方〉
駐車場がございませんので近くの有料駐車場をご利用ください。

最後に~作者、次回公演について語る~

このサイトに訪問頂きありがとうございました。
本作品は2017年に大塚の萬劇場で2作品の同時期上演という形式で公演を行いました。季節は1月、寒い寒い、そんな時期に「春。いつかの雨の匂い」「夏。つかの間の虹」(通称ハルナツ)は上演されたのです。執筆期間は2016年の夏。この年、僕は劇団としての活動に迷い、悩み、もうどこへ向かえばいいのかただただ苦しかった時期ではありました。なのに2作品書き終えて、上演してみると、ああ、まあ、迷いながらだとしてもまだ戦えるのかもしれない、そう思っての今だったりします。私の手元にはもう当時使っていた台本はありません。基本的には公演が終わったらボロボロなので処分する、そして次へというのがルーティンになっているので。再演するなら取っておけばよかったですね。じゃあ今どうしてハルナツなのか。

コロナのことを考えるともう少し楽に観られる、痛みも苦しみもない、ただただ騒がしいぐらいのコメディで笑ってもらったほうがいいのではとも。しかしこの企画がスタートした頃、コロナなんてどこでも聞かれなかったんです。まさか多くの人が在宅で仕事するようになったり、オンラインの会議が認められるようになるなんて想像もしなかったです。なので再演でいきましょう、という企画が持ち上がって振り返ると、再演に耐えられる強度を物語がもっているものをと考えると、ハルナツがありました。再演なので初演の台本をそのまんまやればいいのかもしれませんし、再演というのはそうあるべきなのかもしれません。しかし今あらためてハルナツを書いたなら、何が立ち上がるのかを私は観てみたかった。春と夏という2作品が存在して、今回はそれを一つの作品にする、それだけでもう前のをバシッと一つに組み合わせてちゃんちゃんというわけにはいかなかった、劇場も変わることからシーンや動きも踏襲できないことは最初から見えていた。ので、結論として、設定はある程度初演を踏まえつつ、ま、新作といってもいいぐらいに変わっています。初演知らない人も、もう初演のことを忘れたという人も、どうせ最後こうなるんでしょと覚えている人も、楽しめるようには作っているはずです。

こういう時期が続き、終わりの見えない物語に迷い込んだかのような日常ですが、新しい生活とか新しい日常とかはさておいて、日々、マスクをして、手を洗って、うがいをして、会食とか出来るだけ回避して、感染のリスクが下がるような行動に徹し、公演が今か今かと始まるのを待っていて下さい。日々状況は変化を続け、朝令暮改の如く変わり続けますが、今はただその日が来ることを信じて、準備を進めております。劇場で直接お会いして感謝の言葉をお伝えすることは出来ないかもしれませんが、ご来場を心よりお待ちしております。