【映画レビュー】そこが沖縄?とは思えないド迫力のスケールで描くメル・ギブソン監督の「ハクソーリッジ」

こんにちは、エンタメ発掘隊のマリです。今回は、目頭を熱くさせる戦争映画です!

あくまでも実話に忠実に、リアルすぎる戦争の現場を描いたハクソーリッジ、見ているだけで、まるで戦場にいて身体が痛くなるような、戦争の恐ろしさを感じさせる注目作です!

映画を見る前に押さえるべき主要キャスト!

メル・ギブソン監督のハクソーリッジは、とにかく短い言葉では語り尽くせないほどのエピソードが映画の中に散りばめられています。

主役は敬虔(けいけん:深い愛と敬意)なクリスチャン「エドモンド・ドス」を演じたアンドリュー・ガーフィールドです。少しナヨっとした「良心的兵役拒否者」をわかりやすく演じています。

クローバー大尉にはサム・ワーシントン、仲間の兵士の一人スミティ・ブレイシーにはルーク・ブレイシー。美しい恋人のドロシー・シュッテには、テリーサ・パーマー。お父さん役トム・ドスには、「マトリックス」でも有名なヒューゴ・ウィービングが選ばれています。
いずれも、個性的な役柄を演じており、実在する人々を惹き立てたせる素晴らしい演技とシーンが満載でした!

沖縄の日本兵が得体の知れない魔物のよう!

ハクソーリッジは実話を元にした映画です。残虐な戦闘シーンは、まるで戦場にいるかのよう。日本軍が得たいの知れない魔物にしか見えてきません。

物語の前半は、恋人のドロシーとの出会い、兵役訓練などがあって、戦争の時代をあまり感じさせないものになっています。
主役のドスも、過去の暴力の経験やクリスチャンであることから、志願兵でも衛生兵を目指すようになりました。宗教上の理由から、銃に触ることを拒否し、安息日の土曜日には訓練にも参加しないという態度が上官や周囲との軋轢を生み、いじめや地獄のような毎日が続きます。

ドスの反抗的態度が、軍事法廷裁判にまで発展し、ドロシーとの結婚式にも出られず、万事休すとなったところで、お父さんのトムに救われることとなります。

このあたりのシーンは、時代背景や「良心的兵役拒否者」のことをよく理解していないと、ついていけない場合もありますが、映画ではじっくりと時間を割いています。

武器を持たずに戦場に飛び込めるか?

沖縄上陸作戦をアメリカ軍側から描いていますが、戦場の最前線は地獄絵図です!
ハクソーリッジは、実在し日本の「前田高地」として現在も残っています。ハクソーリッジは、切り立ったのこぎり崖のことです。

日本軍の抵抗が激しく、米軍が6度登って、6度撤退する難攻不落のバクソーと呼ばれていたほどです。

ドスは戦場でも、武器を持たず、日本兵も米兵もどちらも助けながら、地獄となった戦場をたった一人で駆けずり回り、まだ息のある味方の米兵を一人一人救っていきます。たった一人の徹夜の救出活動は、75名以上を救うことになりますが、夜が明けても日本兵が容赦なく攻めてくる一進一退のシーンが見事に描かれています。

ドスを含めた米兵の踏ん張りで、翌日の安息日にもドスは戦場に立ち向かい、多くの仲間を助けようとします。手榴弾をキックして直撃を防ぎ、ドム自身も負傷しますが、最後までドロシーにもらった聖書を手放すことがありませんでした。ドスら攻撃部隊のおかげで、ハクソーが落ち、米軍に有利な展開になっていきました。ドスはこの功績により、トルーマン大統領から、良心的兵役拒否者として初めて勲章が授与されました。

ドスの宗教的な思いから来る信念の強さや神様に「あと一人、もう一人だけ助けたい!」という願うシーンには目頭が熱くなってきます。

公式サイト 映画「ハクソー・リッジ」

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