こんにちは、元劇団員のノナです。
芝居・演劇には「向いている」「向いていない」というのは、確かに存在します。
しかし「経験する」ということは、決して無駄にはなりません。
今回は、私こと「ノナ」が芝居の世界に足を踏み入れたきっかけをお話したいと思います。
私こと「ノナ」が、芝居を始めたきっかけは?
芝居を始めるきっかけは数あれど…私こと「ノナ」が、芝居を始めたきっかけは?
現役の役者さんや元・役者さん達が芝居を始めるきっかけには、それぞれのドラマがあります。
元劇団員の私にも、芝居の世界に足を踏み入れてからそこを離れるまでには、様々な「茨の道(?)」がありました。
バレエとは、身体を使ってストーリーを表現する「舞台芸術」
私・ノナは、幼少時からクラシックバレエを習っていました。
(後にクラシックバレエの講師となり、この記事を執筆している2017年現在も子供達を指導しています。)
近年は順位を競う「バレエコンクール」が盛んなため、バレエを「スポーツ」や「エクササイズ」と認識している方も多くいらっしゃいます。
しかし元々はバレエとは、身体を使ってストーリーを表現する「舞台芸術」です。
大学の演劇部との出会い
大学生になったばかりだった私は、将来バレエという芸術を仕事にしていくためには「表現すること」は必要不可欠と考えていました。
「学生のうちに、できるだけ多くの事を学び、身に付けておきたい」
そう考えた私が足を踏み入れたのは、大学の演劇部でした。
演劇部では、人数が少なかったこともあってすぐに舞台出演のチャンスを与えられました。
それはそれで苦労はありましたが、なかなか得難い経験ではありました。
その後、バレエのレッスンと指導、舞台出演などが忙しくなったため、大学の演劇部は退部を余儀なくされました。
芝居が向いていなくても、舞台芸術を志す上での意味はあった!
その後も私はバレエを続け、とある縁から都内近郊の社会人劇団で芝居の稽古に参加しながら、団員達にダンスの基本であるバレエのレッスンを指導するようになりました。
結局私には芝居はあまり合っていないと感じたため、バレエから芝居に転向するには至りませんでした。
しかし違うジャンルの舞台芸術に触れて表現を学んだという経験は、その後芸術を志していく上で、大きな助けとなりました。
その点については、疑いの余地はありません。
「経験する」ことは大切、悩むなら「やってみたいかどうか」
どのようなジャンルでもそうですが「向いている・向いていない」というのは、確かに存在します。
しかし「経験する」ということは、決して無駄にはなりません。
「自分に芝居が向いているかどうか分からないから、始める勇気が出ない」とお悩みの方は、「向いているかどうか」ではなく「やってみたいかどうか」を基準に考えてみると良いと思いますよ。
まとめ
- 私・ノナは、芝居と同様に舞台芸術の1つであるバレエにおける「表現力」を学ぶために、芝居の世界に足を踏み入れた。
- 結果的に芝居は向いていなかったが、違うジャンルの舞台芸術に触れて表現を学んだことはその後芸術を志していく上で有意義だった。
- 始める勇気が出なくて悩んでいる人は「向いているかどうか」ではなく「やってみたいかどうか」を基準に考えると良い。