【短編オリジナル小説】きょうの二階堂さん、きのうのタカナシくん vol.13
クレープを食べ終わった僕たちは、太陽が向かう方へと足を進めた。 きっと二人ともどこに行くかなんてわからなかったんだと思う。 前回はこちら 「二階堂さん」 「うん?」 「二階堂さんはいつからUMA(未確認生物)を追っている…
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クレープを食べ終わった僕たちは、太陽が向かう方へと足を進めた。 きっと二人ともどこに行くかなんてわからなかったんだと思う。 前回はこちら 「二階堂さん」 「うん?」 「二階堂さんはいつからUMA(未確認生物)を追っている…
「甘いもの好きなんだね」とショーケースに並んでいるクレープを見ている私に タカナシくんは言った。 前回はこちら 私の体の35%は甘いもので出来ていると言っても過言ではない。 「タカナシくんはどれが食べたい?」 「僕?」 …
「ピグミーマーモセットって知ってる?」と突然授業が終わると二階堂さんは僕に言った。 前回はこちら 「あの、お猿的なやつ?」 「そうね、お猿的なやつね」 「え、今それって必要な情報? 僕がピグミーマーモセットを 知っている…