【役者・劇団員お役立ち】売れる役者は舞台に上がってなくても「人の心をつかむ努力を」

こんにちは、元劇団員のノナです。
今回のテーマは、実はちょっと気をつけなくてはならない「役者あるある」です。

普段、全然交流がないのに「チケット買ってください!」という役者。
そういった役者は、お客さまになってもらえないばかりか、友達までもがいなくなります。「公演の前だけ連絡してくる人」と思われてないか、今一度、振り返ってみてください。

自分が出演する公演の前だけ「チケット買ってください!」という役者

皆さんは、こんな人になっていませんか?芝居経験の長い人になればなるほど、心当たりのある方もいるのではないでしょうか?皆さんの知っている役者さんの中で、普段は全くメールもLINEも全くしてこないのに、自分が出演する公演の前だけ「チケット買ってください!」とばかりに、内容のほとんどが公演案内だけの長文のメールを送りつけてくる方はいませんか?実は私の知っている方でも、そういった方がいました。

役者ですから、チケットノルマがあるのは分かりますし、所属団体によっては「チケットの売上=その役者のギャラ」となるため、生活がかかっている場合もあることは想像できます。

しかし、そのような行動を毎回繰り返していると、いつしか友達はみんな、その人から離れて行ってしまいます。それは役者の世界に限らず、一般社会でも同じです。

宣伝の前に、まずは「人との交流」を!

では、周りの大切な人達を失わずに公演の宣伝をしていくためには、どうしたらいいのでしょうか?
それには「日頃から役者や芝居関係者に限らず、多くの人との交流の機会を持つことを心掛ける」ことが大切です。

最近、ビジネスマンの間では「異業種交流会」が盛んになっていますが、それと同じようなイメージです。芝居が中心の生活を送っていると、どうしても芝居関係者以外の人との交流が少なくなりがちです。異なる業種の人達と意図的に交流を持つことは、役者としての成長にも繋がるし、人脈を広げるという意味でも非常に有益です。

そして、そうして知り合った人達とは公演前だけではなく、日頃からなるべく交流を持つように心掛けましょう。そうした小さな努力の結果として、公演前の「営業メール」を見ても「こいつ、また公演前だけ宣伝のメールを寄越した!(怒)」と思われるのではなく、進んで公演に足を運んでくれる「お客様」を増やしていくこともできるでしょう。

舞台上で人を惹きつけたければ、まず、日常から人を惹きつける努力をするべきです。

まとめ

  • 普段は全く連絡もしないのに、公演前だけ公演のお知らせメインのメールやLINEを一方的に送るのはNG!お客様を得られないばかりか、友達が離れていってしまいます!
  • 日頃から、様々な職種の多くの人との交流を持つように心掛けましょう!
  • 芝居関係者に限らず多くの人と日頃から交流することは、役者としての成長に繋がり、人脈が広がるだけでなく、「お客様」を増やすことにも繋がっていく。
  • 舞台上で人を惹きつけるには、まず、日常から人を惹きつける努力を

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